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温川温泉歴史秘話

吉川英治も足跡を残した原生林の中の秘湯

「ぬる川や 湯やら 霧やら 月見草」。交通が未発達だった昭和4年、約40キロメートルの道のりを下駄履きの徒歩でたどり着いた文豪・吉川英治が詠んだ、清流と温泉と自然の地。現在でも温泉地に至るルートは、十和田湖と黒石市街を結ぶ「西十和田いで湯ライン」こと国道102号線ただ1本だけ。特に冬期は通行閉鎖になる秘境中の秘境だ。周囲はまったく手つかずの原生林が鬱蒼と茂り、特に初夏の新緑、秋の紅葉が圧巻。そんな大自然の中の一本道、浅瀬石川渓流沿いのブナ林に一軒宿の「温川山荘」の看板が見えてくる。ここから「風心橋」と呼ばれる吊り橋を徒歩で渡れば、宿に到着。耳に聞こえるのは風の音と虫の声、小鳥のさえずり、そして渓谷のせせらぎだけ。まさに時間を忘れて自然と一体化できる、広大な森の中の小さな秘湯だ。

住所:平川市切明津根川森 立ち寄り共同浴場数:0件


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