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磯原温泉歴史秘話

詩人・野口雨情の情緒を育んだ海辺の湯

太平洋に面した磯原海岸に湧く温泉地。すぐ目前には二ッ島が浮かび、海岸の南の天妃山など景勝地としても知られ、長く緩やかな砂浜が続く海辺が郷愁を誘う。童謡『七つの子』『赤い靴』『しゃぼん玉』などの童謡や民謡で知られる詩人、野口雨情の出身地としても有名。さらに少し北に行けば、明治の西洋化の奔流の中で日本の伝統美術を再評価し、近代日本美術の興隆に努めた岡倉天心が居を定めた五浦海岸。天心はここで読書や思索に耽り、海釣りに凝り、横山大観や菱田春草ら後進の指導にあたったという。果てなく広がる太平洋と、絶え間なく打ち寄せ続ける波。雨情に情感豊かな詩を紡ぐ感性を与え、天心に“日本の心”を呼び起こさせた情景が、ここにはある。平潟・大津の漁港を近くにひかえ、湯上り後は毎日水揚げされる新鮮な魚介料理に舌鼓。特に冬の魚の王様アンコウ料理は絶品だ。心静かに、自らの感性を磨く旅もよい。

住所:北茨城市磯原町磯原 立ち寄り共同浴場数:0件


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