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芦之湯温泉歴史秘話

江戸時代の文人墨客が愛した風雅の名湯

東海道(国道1号線)最大の難所・箱根峠。その中で標高が一番高い(約870m)地点のほど近くにある温泉地。江戸時代には多くの宿が建ち並び、夏でも涼しい立地から、湯治を兼ねて避暑に訪れる旅人でにぎわった。その様子は、江戸時代に刊行された箱根の温泉ガイド『七湯の枝折』や、歌川広重の浮世絵『箱根七湯図会』などで伺い知る事ができる。また、賀茂真淵や大田蜀山人・本居宣長といった文人墨客が訪れ、風雅な滞在を楽しんだ地としても有名だ。彼らが花鳥風月を愛で、句会や茶会を催したと言われる庵「東光庵」は明治時代に取り壊されたが、平成13年に故地に再建され、一般公開されている。避暑地として栄えた時代に比べて現在では宿の数も減ったが、ひなびた雰囲気は今なお健在。数多くの温泉を擁する箱根の中でも、風情な情緒を楽しめるいで湯だ。

住所:足柄下郡箱根町 立ち寄り共同浴場数:0件


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