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青根温泉歴史秘話

伊達家の御殿湯も置かれた蔵王連峰の閑静な温泉地

「青根なる大湯の中に我が倚(よ)るは昔伊達衆の倚りし石段」。大正10年、夫の鉄幹とともに訪れた与謝野晶子が歌に詠んだ、共同浴場「大湯」を中心に佇む温泉地。蔵王連峰のひとつ花房山の中腹、仙台平野から太平洋までを望む標高約800mの山中に、中小規模の宿が10軒ほどひっそりと寄り集まっている。かつては仙台60万石の藩主伊達家の保養所かつ隠し湯であったと伝えられ、御殿湯の品格と武士の湯治場としての素朴な味わいを今に残す。多くの文人、芸術家にも愛され、歴史小説家の山本周五郎が傑作『樅の木は残った』を執筆したのも、古賀政男が名曲『影を慕いて』を作詞・作曲したのも、ここ青根。その昔、伊達の殿様も見おろしたであろう宮城野の美しい風景を眺め、湯あがりにぶらりと晶子歌碑や古賀政男記念館を散策すれば、歴史や文化の香りをひしひしと感じるにちがいない。

住所:柴田郡川崎町青根温泉 立ち寄り共同浴場数:1件


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