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高湯温泉歴史秘話

硫黄の香りが誘う開湯400年のいで湯の里

どこからともなく硫黄の香りが漂ってきて、「温泉に来たんだ」という実感がフツフツと沸いてくる。福島市街地から西へ車で約30分。吾妻山の中腹、標高750mの場所に12軒の宿と1軒の共同浴場がひっそりと佇む。開湯400年。その昔、農民たちが農閑期になると米や野菜を背負って登り、湯に浸かり疲れを癒したという湯治場。山の麓には馬子が用意され、道の途中に「おたすけ茶屋」もあったとか。現在も、ひたすらに源泉かけ流しの湯を守り続け、平成10年には国民保養温泉地に指定された。磐梯吾妻スカイラインの福島側入口にあたり、観光の拠点としても便利。しかし、ここはいで湯の里。「奥州三高湯」に謳われる名湯を求めて、今も湯客が後を絶たない。

住所:福島市町庭坂高湯 立ち寄り共同浴場数:1件


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高湯温泉の歴史秘話

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開湯400年・農民たちに愛された湯治の歴史

高湯温泉は今から約400年前に開湯され、豊臣秀吉の太閤検地による湯銭という税金を納めた文献が残る。その後、湯銭をまけてくれた代官を敬った碑が薬師堂敷地内に建てられ、温泉営業の歴史がうかがわれる。

当時から奥州三高湯の秘湯として、農閑期の農民たちの湯治場として愛されてきた。明治の近代に入ってからも「鳴り物は一切禁ず」という地区内の取り決めがあって、飯坂温泉のように歓楽温泉地としての発展は無かった。信達地方の年寄りの話を聞くと、つい最近までそういった営業をしていたことが分かる。

当時山のふもとには足腰の弱い者のために馬子が用意され、道の途中にはおたすけ茶屋もあったという。茶屋跡には屋敷林として移植された竹林が残っている。(文・情報提供/吾妻高湯観光協会)
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