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信州高山温泉郷歴史秘話

多くの文人が訪れた、山あいに湯けむり上る温泉郷

長野県の北部、三方を山に囲まれた標高約900メートルの高地に広がる、信州高山村の松川渓谷沿いに点在する温泉地。「雷滝」や「八滝」など大小の滝を有する松川渓谷が、雄大な自然美を魅せてくれる。春の水中しだれ桜、夏の万緑、秋の紅葉、冬の雪景色と四季折々のすばらしい景観が見事。また、俗化されていない古の風情を色濃く留めるこの温泉地を訪れた文人も多い。旅多き生涯で知られ、心温まる優しい句を詠んだ江戸後期の俳人・小林一茶もその一人。晩年たびたび高山村を訪れ、「春風に猿もおや子の湯治かな」という句を残した。さらに、与謝野晶子が著書『心の遠景』の中で、温泉郷の一つ山田温泉や松川渓谷を詠んだ20以上の歌を発表したことでも有名。山田温泉街にある「舞の道遊歩道」の入り口には彼女の歌碑が立ち、訪れる者をそっと出迎えてくれている。

住所:上高井郡高山村 立ち寄り共同浴場数:5件


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