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蔦温泉

深い森の奥に湧く良質の古湯

南八甲田連峰、乗鞍岳の東麓にある一軒宿の温泉地。国道103号線から森の中の脇道に分け入ると、やがて木立の中に、大正時代に建てられたという木造の堂々とした湯宿「蔦温泉旅館」が見えてくる。周囲は「十和田樹海」と呼ばれる、十和田湖から八幡平にかけて広がる深いブナの森。野鳥の宝庫として知られ、宿泊客は朝、そのさえずりの中で目を覚ます。付近にはミズバショウなどの貴重な湿原植物が自生する「蔦七沼」もあり、温泉地から延びる遊歩道によって湖沼散策が楽しめる。さらに、八甲田と奥入瀬、十和田湖のほぼ中間に位置しているため、観光の拠点としてもとても便利だ。その生涯において日本全国を行脚し、果ては中国大陸まで遊歴した明治・大正時代の文人、大町桂月は晩年、終の棲家をこの大自然に囲まれた小さな湯の里に定めたとか。「つたのいでゆに、みをばきよめて」と詠まれた温泉地の風情は、今も変わらずこの地に息づいている。

住所:十和田市奥瀬字蔦野湯 立ち寄り共同浴場数:0件

0が該当しています 料金は1泊1部屋の大人1人分です(消費税・サービス料込み)