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五色温泉

板谷峠に抱かれた稀代の秘湯

古くから交通の難所だった山形と福島の県境「板谷峠」を途中から脇にそれ、狭い道を進んでいくと、砦のように山肌に幾棟も重なりあう一軒の宿が見えてくる。標高約800メートルに湧き出るいで湯は、俗に「米沢十湯」と呼ばれる知る人ぞ知る秘湯の一つ。時どき山の中に住むサルも顔をのぞかせるほどで、日常の煩わしさから完全に隔てられた山奥の鄙びた雰囲気が素晴らしい。その一方で、現在は閉鎖されたものの明治44年に民営初のスキー場が開かれ、登山家同士の掛け声「ヤッホー」発祥の地としても知られるなど、豊かな自然を楽しむレジャーの先駆の地。現在でも登山家やスキーヤーに愛される温泉だ。かつて画家の竹久夢二もお忍びで訪れ、西吾妻の山々の美しい連なりをスケッチブック2冊に残したという。樹海の中の露天風呂に浸かり雄大な景色を望めば、いつしか自然と一体化したような気分になれる。

住所:米沢市板谷 立ち寄り共同浴場数:0件

0が該当しています 料金は1泊1部屋の大人1人分です(消費税・サービス料込み)