お出かけ前にチェック!ホタルの基礎知識

ホタル乱舞

ホタルってどんな虫?

甲虫目ホタル科に属する昆虫。卵→幼虫→さなぎ→成虫へ完全変態し、成虫になった後は約2週間で一生を終えます。光を点滅させるのは求愛のしるし。オスは飛びながら相手を探し、お目当てのメスに振り向いてもらえるまで何度も光ってラブコールを送り続けます。また、ほのかでやわらかいホタルの光には、人間の脳波を活性化させる力がある事が最近の研究で明らかになっています。


日本で見られるホタルの種類は?

全世界に約2,000種も存在するホタル。発光しないものや飛ばないもの、様々な形や色のものが生息しています。そのうち日本に生息するホタルは約45種類といわれ、その代表的なものが「源氏蛍」と「平家蛍」の2種です。

源氏蛍(ゲンジボタル)
体長約2〜3センチメートルで、発光器が大きく強い光を発します。点滅回数は1分間に約20回。飛び方は曲線的で、頭部に十字形の印があるのが特徴。生息場所は主に水のきれいな沢で、青森から鹿児島まで全国各地に分布しています。見られる時期は6月下旬〜7月上旬(地域により異なる)。
平家蛍(ヘイケボタル)
体長は1センチメートル前後で、源氏蛍よりも発光器が小さく光も弱めです。点滅回数は1分間に約80回。飛び方は直線的で、頭部の縦に走る黒い帯状の印が特徴。水田や湿地帯に多く生息しています。見られる時期は6月中旬〜8月中旬(地域により異なる)。
源氏蛍
▲源氏蛍

ホタル鑑賞

ホタルを見るのに適した時間は?

見頃は月明かりのない夜の日没後1〜2時間後(午後8時〜9時頃)。ホタルは、湿度が高く風のない夜か、今にも雨が降り出しそうな気温20度以上の時に最も多く発生します。気温や湿度の低い日、雨の日、月明かりの明るい日などは飛ぶ数が少なくなるので、なるべく避けた方が良いでしょう。


ホタル鑑賞で気をつけることは?

ホタルは明るい場所が苦手です。カメラのフラッシュをたいたり、懐中電灯で照らすのはやめましょう。
ホタルが生息できるのは水のきれいな場所に限られています。大切な生息環境を損なわないよう、ゴミは必ず持ち帰りましょう。
成虫になった後は約1〜2週間しか生きられないホタル。捕まえたりいじめたりせず、静かに見守りましょう。