気配りは、誰に
だってできるもの
お客様が何を求めているか
感じ取る「気働き」こそが
加賀屋の信条
想いに寄り添う歓待が
多くの人の心に響く
和倉温泉 加賀屋わくらおんせん かがや
石川県にある和倉温泉は、開湯1200年をこえる歴史ある温泉。
そんな地で「お客様の満足」のために、真摯な姿勢を貫いている宿があります。
訪れる人が旅に何を求め、どんな想いでここまで来たのか…
そんな心の奥にうったえる、おもてなしの極意に迫ります。
歴史
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創業以来100年の歩みで
大切にしていることとは - 明治39年、12室30名収容の旅館としてスタートした「加賀屋」。今では4つの館からなる総客室数230以上の大型旅館となり、北陸を代表する上質宿として有名ですが、常に「小さく見えるおもてなし」を心がけているとか。これは「どんなに客室数が増えようとも創業時の心を忘れず、一人ひとりのお客様にしっかり向き合っていきたい」そんな願いがこめられています。
おもてなしその1
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モットーは「笑顔で気働き」
何気ないシーンから1歩先を読む - 「気働き」というのは「気をもって働く」ということ。お客様との何気ない会話の中で常にアンテナを張り、1歩先を見据えたおもてなしを目指しています。例えば、お客様が到着の際の宿帳記入時にペンを左手で持っていれば、食事の際にお箸を左利きの向きでセットする…など、要望される前にサービスを提供するのが加賀屋流です。
おもてなしその2
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見えないおもてなしにこそ
旅館の意気込みを感じる - お部屋に案内する際、客室係はお客様の身長を目で見て計っているとか。そのためお茶をお出しした後に持ってくる浴衣が着丈ぴったりのジャストサイズで、驚かれることも多いそうです。また小さなお子様がいる場合は、怪我をしないよう前もって花瓶をどけておいたり、高齢のお客様ならエレベーターに近い客室にしたりと、多岐にわたるおもてなしでお客様をお迎えしています。
館内
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絶景のロビーや華やかなショーで
非日常的な世界観を味わえる館内 - 海のすぐそばに建つ加賀屋では、ロビーの窓が一面のガラス張りになっています。エントランスに足を踏み入れた瞬間から美しい景色に魅了され、一気に非日常的な世界観へと誘われるのが特徴です。また館内にある「シアタークラブ花吹雪」では、専属の“雪月花歌劇団”によるショーも開催。館内にいながらにして、ドラマチックな体験が多彩にかないます。
お部屋
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ニーズを肌で感じられるよう
支配人や女将が挨拶に訪れることも - 館内には美しいオーシャンビューを楽しめる客室から和倉の街をのぞむ客室まで、さまざまなタイプがそろいます。夕食時には各館の支配人や女将が、全てのお客様のところに出向くというから驚きます。ほかにも試験的に導入していた寝具「エアウィーヴ」の評判がよかったため全館に導入することになったなど、お客様の声を聞きながら、常に新たなサービスを追及しているのが特徴です。
料理
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伝統の調理法を受け継ぎつつ
食べるプロ=お客様の意見に応える - 加賀屋では「食べるプロ」であるお客様の意見が最も重要と考え、アンケートに記された意見を細かくチェックしメニューの調整を行っています。また焼き方や煮方など加賀屋に伝わる独特の調理法を若手に伝えていくなど、技術指導も熱心です。また、コレステロールが低いもの、食後に胃にもたれないものなど昨今の健康志向に応えるメニューも取り入れ、見て感動し食べておいしい、ヘルシーな料理をご提供しています。
温泉
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身体の芯からあたたまる
海をのぞむ温泉でのんびり - 和倉温泉は別名「熱の湯」とも呼ばれる90度の高温泉。地下の花崗岩に含まれる水晶をくぐり抜けて湧くお湯は、無色透明、高張性(高濃度)の塩化物泉です。これは「強食塩泉」とよばれるもので、身体を芯からあたためてくれます。大浴場や露天風呂は広々とした造りで、海を眺めながらのんびりくつろげるのが魅力です。
COMMENTゆこゆこコメント
“プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選 総合第1位”そんな称号を得るずっと以前から「笑顔で気働き」という姿勢を貫いてきた加賀屋。人々は常に大きな期待を胸にこの宿を訪れますが、実は到着した瞬間から目に見えないおもてなしに包まれているのです。繊細な気配りでありながら、さり気ない…そんなおもてなしのプロたちが、特別な時間を見守ってくれています。