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1泊2日・夫婦水入らずの熱海ショートトリップ

1泊2日・夫婦水入らずの熱海ショートトリップ

静岡の玄関口にある温泉リゾート・熱海を舞台に、ひとり旅・ふたり旅・シニア旅という3つの切り口で、3つのストーリーをゆこたびが考えました。そのふたり旅編となります

今回お届けするのは、共働き夫婦の1泊2日のショートトリップ。毎日けなげに頑張る妻を労うために、夫が熱海の新旧ニュースポットをピックアップ。従来の熱海のイメージを覆す内容となったのか、はたまた……。

profile

結婚して4年目、ともに30代前半、都内在住、子なし。夫はメーカーの営業職、妻は企業の広報として働く。週末はふたりで新しいショップなどを巡るのが日課。熱海に行くのは結婚前の旅行以来。

※乗車時間(移動時間)は道路事情により、実際と異なる場合がございます。

忙しさのピークも過ぎ、今週末は妻と久しぶりに旅行に出かける。5年近く行ってない熱海を今回の旅先に選んだのは、近いだけでなく、最近面白いお店が増えてきていると聞いたから。そこで、自分なりに調べてみた。うーん、我ながら完璧……。きっと妻も喜んでくれるはず。

芸者の奥深さを知る「熱海芸妓見番歌舞練場」

熱海に到着した僕らは、まずその足で「熱海芸妓見番歌舞練場」へ向かった。熱海銀座からほど近くにあり、お座敷にくる芸者さんたちの“素顔”が見れる場所だ。

入り口から風情が漂う。昔ながらの熱海カルチャーを知れるスポットとしてはうってつけ。決して、美人の芸者さんが見たいなんて邪な理由じゃない。

昭和から続く建物、置き時計や襖障子など、ひとつひとつが歴史を感じさせてくれる。隣で妻も感嘆している。聞けば、ちょうど「花の舞」の踊りの練習をしている真っ最中。

ちなみに土日は11時から公演があり、1500円(税込)支払うことで鑑賞できるそうなのだが、今日は練習のため無料とのこと。皆さんの邪魔にならないようお邪魔させてもらった。

練習場に入ると、一面提灯に囲まれていた。この提灯は、公演の際はライトアップされるそうで(窓はすべて遮光カーテンで光を遮断)、すごく煌びやかになるとのこと。また訪れたい気持ちを高めてくれる。2F席からも見学ができると教えてもらい、せっかくなのであがることに。

「すごーい」。舞台を一望できる2Fからの景色に妻も大喜び。舞台袖では、踊りの指導をする先生が優しくをゲキを飛ばす。何度も何度も練習している風景を見ていた妻は「ここはこういう意味の踊りだよね」とちょっと得意げに説明してくれた。

毎週土日に公演する「花の舞」のほか、4月28日・29日には「熱海をどり」と呼ばれる1年に1度の舞台もおこなわれるそう。「4月になったらまた熱海に来なきゃね」。そう妻と約束して、練習場をあとにした。

海の幸をほおばる「うまい鮨勘 熱海支店」

「何食べたい?」の質問に「やっぱり海の幸でしょ」という待ってましたの回答。そこで僕らは、熱海芸妓見番歌舞練場から歩いて2、3分の「うまい鮨勘 熱海支店」に。お昼時ということもあって、老若男女、賑わう店内。

「これ絶対インスタ映えだから、頼んで」とせがまれたのが、豪華海鮮二段ばらちらしの「味彩(3500円)」。いくら・うに・トロなど、これでもかというくらいの贅を盛り込んだちらし寿司に、ふたりとも興奮。さっそく写真を撮る妻。もちろん味も極上でした。

一方、妻は「お寿司が食べたい」とにぎりを注文。ランチタイムいちばん人気かついちばん贅沢な「熱海にぎり(3500円)」は、大トロや中トロのほか、熱海の幸・金目鯛や珍しい鯨のお寿司などが器を彩る。ほおばるその顔は、本当に幸せそう。

熱海市役所のすぐ近くということもあって、市役所が発行している「あたみ通信」がレジ横に。「見て見て、あなたの好きな夜のお店も特集してるよ」。いやいや、さすがに今日は行きませんから……。

話題の映えスポット「熱海プリンカフェ2nd」

気を取り直してスイーツでも食べようということで、熱海銀座にある「熱海プリンカフェ2nd」で小休憩。先ほどのお寿司屋から、こちらも歩いて2、3分の距離。行きたいお店が密集しているのも、熱海の町ならでは。

「すごい可愛い〜」と妻のテンションもうなぎのぼり。ここは“#熱海”で検索したら、インスタにいっぱい写真があがる、映えスポット。「思った通り好きだな」と、自分のセレクトセンスを改めて確信。ちなみに店内は熱海らしく“お風呂”をテーマとしているそう。

先ほどのスペースがイートインで、こちらが購入スペース。カウンターは“番台”を見立てているんだとか。細かいところまでこだわったレイアウトデザインに、妻だけでなく僕もワクワクしてきた。男性ながら、買い物するのが楽しくなる。

こちらが店名にもなっている、いちばん人気の「熱海プリン」。中でも売り上げ1位なのが、中央の特製カラメルシロップ付。アイコンでもあるカバの形をしたソースの入れ物に、妻の写真欲も食欲もとまらない。もちろん味もなめらか。ベリーソース付のいちごのプリン(右)とベリーソース付の風呂まーじゅプリンベリーberry(左)もテイクアウト(すべて350円・税込)。

お風呂といえばコーヒー牛乳でしょ。ということで、僕はコーヒー牛乳(450円・税込)をお買い上げ。「風呂上がりの牛乳三兄弟」として、イチゴ牛乳(450円・税込)もフルーツ牛乳(500円・税込)もありました。全部飲みたくなっちゃうなー。

「これは絶対買う」とお腹いっぱいの妻、ゴリ押しのひと品。「熱海ランデヴー」と名付けられたサイダーは、カラフルな熱海の花火がモチーフ(500円・税込)。海を感じさせるような、少ししょっぱい味わいは、なんだかクセになる。ネオンサインの前で撮影するインスタ女子が、後を絶たないんだとか。大満足でスイーツタイム終了です。

お洒落だけどリーズナブル「SHASHAP」

「熱海にお洒落なセレクトショップを見つけんだ」。半信半疑の妻をよそ目に、熱海銀座をくだり、海沿いへと向かう。歩いて5分前後。さほど離れてはいないけど、食後の運動にはぴったりの距離。「あ、本当にお洒落なやつだ……」と声をもらしてしまうほど、スタイリッシュな店構えの「SHASHAP」に到着。

リゾート地・熱海らしく、カジュアルだけど品があるウェアや小物が並ぶ店内。オーナーの方はもともとアパレルでずっとキャリアを積んできたそうで、センスの良さが光るラインナップに、妻もついつい手が伸びていた。「ねぇねぇ、可愛いのに安いよ」と物欲しげな表情。

買い付けは主に韓国が中心。デザインや縫製もしっかりしているのに、リーズナブルなものをセレクトしているらしく、小物も2000円前後、ウェアも1万円以下のものがほとんど。結局押し切られ、妻はパーカとピアスを衝動買い。

「お腹いっぱいだけど食べてもいい?」と目をキラキラさせながら妻が頼んだのが、韓国風かき氷「マンゴースノー(540円・税込)」。ふわふわのかき氷とゴロッと大きなマンゴー、そこにソースが絶妙にマッチ。舌触りなめらかで、ほどよい甘さ。一気に完食。

「熱海でまさか洋服と出会えるなんて……」。ちなみに商品ラインナップは、かなりの頻度で変わるらしく、いつ行っても新しいアイテムに出会えるそう。楽しい買い物のあと、いよいよ旅館へと向かいます。

温泉と季節の料理に舌鼓「大月ホテル和風館」

熱海の新旧ニュースポットを巡る今回の旅。旅館はあえて古き良き場所をセレクト。「大正から続く旅館」というキーワードに妻も興味津々だ。「ということは、かなり風情があるのかな」「それは着いてからのお楽しみ」そんな会話も旅の醍醐味。

通していただいたのは、13畳一間のお部屋。創業1925年らしい風格のある雰囲気。「想像以上にキレイでびっくり」と妻の顔もほころぶ。色々と歩き回って疲れてしまったから、早速お風呂を堪能することに。

こちらは男性の露天風呂。周りは自然に覆われ、空間を贅沢に使った作りに、身体が安らぐだけでなく、気持ちもリラックス。木材はなんと、樹齢300年にもなる稀少な銘木「高野槙」を使用しているのだとか。

こちらは女性の露天風呂。大月ホテル和風館の温泉には、熱海の中でも名湯と名高い「藤沢湯」が使われている。美肌効果があるとして有名な成分「メタケイ酸」を多く含む泉質のため、しっとりとした湯上りに、妻もご満悦。

いよいよお待ちかねの夕飯タイム。今回は伊豆の海の幸をふんだんに盛り込んだ、大月ホテル定番の会席コース「新月」をいただきました。釜飯・お鍋・お造り・煮物……などなど豪勢な内容に、季節を感じさせる工夫が、随所にあしらわれている。あんな食べたはずなのに、見た目の美しさから、お腹も気づけばペコペコに。

会席コースに季節感を出すための「季菜」。胡桃のココア煮や柿と美味鶏の胡麻和えなど、趣向を凝らした料理が並ぶ。もみじの花が添えられたことで、見た目からも秋らしさが。

旬のお魚であるぶりをメインとした「焼物」。上にあしらわれているのは、蓮根チップと茗荷。普通のぶり大根にはない、食べ応えが新鮮だった。

「煮物」には、静岡でよく取れる海老の風味が香る海老芋が。なかなか食べられない逸品と巡り会えるのも、旅行ならでは。季節の味に舌鼓をうちながら、おいしく料理をたいらげました。ごちそうさまです!

地元民と観光客の交流の場「MARUYA」

夕飯のあとは夜の熱海の街をぷらぷら。気づけば、熱海銀座へ流れ着いたふたり。熱海プリンカフェ2ndの向かいにあり、気になっていた「MARUYA」へフラリと入ってみた。ローカルと観光客が交流する、新しい熱海カルチャーを牽引するお店だ。

最初の一杯は、伊豆・修善寺発のクラフトビール「ベアード ビール(850円〜・税込)」を注文。手前の季節限定のビールは、珍しい“かぼちゃ”を使ったビール。クラフトビールならではの芳醇な香りと独特な味わいに、お酒もすすむすすむ。

あんなに夕飯を食べたのに、目の前で焼いてくれると聞いてしまい、サバサンド(750円・税込)をオーダーしてしまった。干物が有名な熱海らしく、サバの脂がたっぷりで味も濃厚。旅がなせる魔力。「食べ過ぎ」と怒られながらも、ペロリといただいちゃいました。

ちがうお酒も飲みたいなと思い、お店の方に相談。地酒が豊富に取り揃えているそうで、なかでもいちばん人気の「富士錦純米酒 青ラベル(600円・税込)」を飲んでみることに。すっきりとした飲み口で、2杯、3杯、4杯……と、クイッといってしまう。

この日、店頭に立っていた渡辺さんは、恋愛コンサルタントとしても活躍。水曜日は、MARUYAでも恋愛相談もおこなっているらしく、さっそく妻が色々と相談を始める。「短所も含め、すべてを個性だと思えば、相手に怒ることはなくなりますよ」といった名言まで飛び出しました。

気づけば閉店まで長居していたふたり。もう10時を過ぎていたためか、多くの店はシャッターが閉まっていた。所々に開いているのは、いわゆる“夜のお店”。「寄ってく?」と楽しそうに話す妻。後ろ髪引かれる思いはありつつも、まっすぐ旅館へ。1日目終了、おやすみなさい!

朝8時、目覚めると早速、朝食が運ばれてくる。目を惹くのはプレートに美しく並べられた12種類の野菜たち。それぞれ、野菜の個性にあった調理法が施されているとのこと。普段ではそうそう味わえない贅沢な朝ごはんを食べ、活力が出たところでチェックアウト。

16年続く憩いのカフェ「CAFE KICHI」

2日目、最初に訪問したのは、熱海のムーブメントを作り出したとよばれる喫茶「CAFE KICHI」。16年前にオープンして以来、絶えず人が訪れるというお店だ。入り口の雰囲気からすでに、 “良いお店”だろうなという期待が高まる。

「うわっ、すごくいい雰囲気」。第一声を発したのは妻。時代に合わせて姿を変えてきたのかと思ったら、16年間一度もリニューアルしてないという。オーナーの先見の明に脱帽するばかり。テーブルは廃材だった鴨居をリメイクしたものと教えてもらった。

素敵空間は2Fにも広がる。ソファ席や本棚もあり、きっと家の近くにあったら何度も訪れてるんだろうなと、自然と思いを馳せてしまう。この店舗自体は、中居さんの住居を改装したそう。「まさに匠だね」。同じこと思いました。

僕が頼んだのは、ブラジル・コロンビア・ペルーの豆を使ったKICHIブレンド(510円・税込)と、ヴァローナチョコレートで作られたショコラバウンドケーキ(410円・税込)。コーヒーはオーダーが入ったあとに豆を挽く、こだわりの一杯。豆も徹底管理していて、焙煎した日にちまで管理するほど。

妻が注文したのは、珍しいオーガニックココア(620円・税込)と、ドーナツ型ミニフィナンシェ・基地のミニリング(350円・税込)。ココアは濃厚で、これからの季節にぴったり。スイーツには有精卵や国産粉を使うなど、どの商品もこだわりに溢れている。

提供するものから建物まで、対価に見合った“非日常”を提供するという、16年間変わらぬポリシーを骨の髄まで体感した僕らは、つかの間の時間を堪能した。

お土産は熱海駅直結の「ラスカ熱海」

CAFE KICHI
がある熱海駅前平和通り商店街を進んでいくと、この旅の終着地点である「ラスカ熱海」に到着。ラストは、お土産を買わねばと、1Fフロアをくまなく散策。自分用と贈呈用、両方とも掘り当てました。

自宅用として買ったお土産がこちら。熱海名物の干物を詰め込んだ、ラスカ店限定の詰め合わせ「福寿(2000円・税込)」。あじ2枚・さば1枚・えび3尾の、贅沢パッケージ。ご飯のお供にも、酒の肴にもぴったり! 家で食べるのが待ち遠しい〜。

贈呈用のお土産がこちら。熱海の來宮神社に奉納されているという「もちもち黒麦まんじゅう 12個入(1074円)」。特製黒蜜をたっぷりと使用した生地に、熱海の縁起物である“麦こがし”を練り込んだとされる、これぞ熱海なお土産。ひとつひとつ丁寧にパッケージされているから、小分けにして配れるのも、贈呈用として優秀!

「熱海って素敵なお店いっぱいだったね」。この旅の成功を告げる、満足そうな笑顔の妻。プランを練ったりするのは大変だったけど、これで少しの間は優しくしてもらえるかな……。でも今度は、熱海のディープな夜を楽しみたいなと、妄想しながら帰路につくのであった。

さよなら、熱海、また来るね(ひとりで)。

【旅中に立ち寄ったスポット】熱海芸妓見番歌舞練場:https://atami-geigi.jpうまい鮨勘 熱海支店:http://www.sushikan.co.jp熱海プリンカフェ2nd
http://2nd.atami-purin.com

SHASHAP:https://www.instagram.com/shashap_atami/大月ホテル和風館:https://www.yukoyuko.net/2298MARUYA:http://guesthouse-maruya.jpCAFE KICHI:http://www.cafe-kichi.comラスカ熱海:http://www.lusca.co.jp/atami/【かかった金額】
うまい鮨勘 熱海支店 味彩(3500円)
熱海にぎり(3500円)

熱海プリンカフェ2nd
熱海プリン(350円・税込×3=1050円)
コーヒー牛乳(450円・税込)
熱海ランデヴー(500円・税込)

SHASHAP
マンゴースノー(540円・税込)

大月ホテル和風館 宿泊費×2(1万8500円~×2=3万7000円)
※宿泊料金は時季により変動

MARUYA
ベアード ビール(850円~・税込×2=1700円)
サバサンド(750円・税込)
富士錦純米酒 青ラベル(600円・税込)

CAFE KICHI
KICHIブレンド(510円・税込)
ショコラバウンドケーキ(410円・税込)
オーガニックココア(620円・税込)
基地のミニリング(350円・税込)

ラスカ熱海 福寿(2000円・税込)
もちもち黒麦まんじゅう 12個入(1074円)

交通費 レンタカー代(約1万8800円)
ガソリン代(約5500円)
往復高速道路代(4520円)
東京⇔熱海/東名高速道路・小田原厚木道路・真鶴道路

約6万3598円
※税別で表示。税込の場合のみ「税込」と記載。
※妻の衝動買いは含んでおりません
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熟年夫婦が巡る大人の熱海旅がここにあります。昔、新婚旅行などで熱海を訪れた大人のカップルも、きっと再訪したくなるはず。

YUKOTABI 編集部
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