【芸術・文化】「クラフトフェアまつもと(長野)」

クラフトフェア松本

上高地・北アルプスや美ヶ原高原も新緑のシーズンを迎え、松本市はそこへ散策・ハイキングに向かう人々で賑わっています。「クラフトフェアまつもと」は、そんな新緑がまぶしい5月の最終土曜・日曜に毎年開催されています。第34回目の開催となる今回は、長野県はもとより全国から集まる様々なジャンルの工芸作家(計291組)が出展。クラフトフェアの中でも草分け的で、全国屈指といわれるようになったこの一大イベントに、昨年は約4万6,000人が訪れて楽しみました。今年は5月26日(土)・27日(日)に「あがたの森公園」で行われます。また、5月は工芸月間として、「工芸の五月」とした工芸関連のイベントも開催中。清々しいこの季節に松本へ出かけて、工芸にふれる旅を楽しんでみてはいかがでしょうか?

名城そびえる城下町で栄えた「工芸のまち」
松本城

国宝・松本城の五重天守は文禄2〜3年(1593~1594年)に建てられ、現存する五重六階の天守では日本最古です。松本は、城郭を中心に計画的に造られた城下町。お城など大きなものを建築する際に全国各地から各方面の匠が集められ、その職人たちがそのまま住みつき、江戸時代には多くの匠たちが居住する城下町になったといわれています。また戦後には、柳宗悦(やなぎむねよし)の唱えた民藝運動(※)の舞台として、工芸品制作が盛んに行われました。松本には、今でもその意思を受け継ぐたくさんのクラフト作家が暮らしています。こうした歴史的な背景もあり、松本は全国的にも有名な工芸の祭典が開催される「工芸のまち」になっています。
※華美な装飾を施した観賞用の作品が主流だった大正時代の工芸界で、無名の職人が制作した日常の生活道具を「民藝(民衆的工芸)」と名付け、美術品に負けない美しさがあると唱えた生活文化運動

日本初の屋外クラフトイベント「クラフトフェアまつもと」
craftイベント_1

年齢・経歴に関係なく、全国からの応募者より選考された291組(クラフト部門232組、材料・道具・情報部門18組、食品部門41組)が出展する「クラフトフェアまつもと2018」。JR松本駅より徒歩20分ほどの「あがたの森公園」を会場にして行われます。園内には木工・漆や陶磁、染織・フェルト、ガラス、金属、皮革など、多彩なジャンルの作家の出展ブースが並び、作品にふれてじっくり見たり、購入することも可能。作家から制作に関する話を直接聞くこともできます。公園内は緑豊かで、芝生広場や日本庭園風の池、遊具などもあり、のどかな雰囲気。ランチプレートやドリンク、パン、焼菓子などの出店もあるので、青々とした芝生の広場でピクニック気分を楽しむこともできます。

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最初に行われた1985年当初は、地元のクラフト作家を中心に45組・65人の参加ではじまった「クラフトフェアまつもと」も、今では参加応募が1,000を優に超えるほどになり、選考制になっています。また、材料・道具・情報部門が設けられているのが特徴です。当初は作家向けの専門的な道具、材料の紹介を目的としたものでしたが、近年は一般の人に人気の展示になっているそうです。道具や材料探しもできるイベントですので、自分でもクラフト制作に挑戦してみてはいかがでしょう。

craftイベント_3

クラフトフェアまつもと2018
日時   2018年5月26日(土)11時~17時、27日(日)9時~17時 ※雨天決行
会場   あがたの森公園
アクセス 【徒歩】JR松本駅より約20分
【バス】JR松本駅より約10分、「タウンスニーカー東コース」・「北市内線東まわり」・「横田信大循環線」の路線バス(秀峰学校前下車)のほか、臨時シャトルバスが運行
【車】下記ホームページ参照
※来場者用駐車場はありません。お車の方は市内有料駐車場を、また会場へは市内循環バスなど公共交通機関をご利用ください。フェア当日の2日間は近郊路線バスがお得な「バスDAYまつもと」もおすすめです。
クラフトフェアまつもと2018 アクセス詳細はこちら
主催/運営 特定非営利活動法人松本クラフト推進協会/クラフトフェアまつもと実行委員会
NPO法人松本クラフト推進協会ホームページ

5月は「工芸の五月」で様々な工芸の企画展も開催中

松本市の街並み

松本市では毎年5月を工芸月間として、近隣の美術館や博物館、ギャラリーなど、約70の会場で工芸の企画展やイベント、ワークショップなどが行われます。「工芸の五月」と題された企画で、「クラフトフェアまつもと」開催時ではなくても、様々なクラフト、工芸を楽しめます。土蔵造りのギャラリーや工芸店、資料館、カフェなどが建ち並ぶ中町通りを歩くのもおすすめ。JR松本駅から松本城へ向かう途中にある通りなので、立ち寄ってみてはいかがでしょう。女鳥羽川を挟んだ対岸には、長屋風の店舗が並んだ縄手通りも。こちらには懐かしい玩具や古民具、骨董、駄菓子などが売られた店が50ほどあり、食べ歩きやお買い物が楽しめます。

「工芸の五月」詳細はこちら

アルプスの麓、上高地や乗鞍など多くの山々を有する松本市には数多くの温泉が存在します。開湯1300年を誇る浅間温泉のほか、美ヶ原温泉、塩尻は市内中心部からのアクセスがよく便利。また西には秘湯として、また泉質の良さで多くのファンを持つ白骨温泉など、個性豊かな名湯が充実しています。温泉旅館のほか日帰り利用できる施設も多く、イベントの前後に訪れるのもオススメです。

(2018年5月14日公開)

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YUKOTABI 編集部
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