【近畿(関西)】温泉街の散策が楽しい温泉地ランキング
ゆこゆこネット利用者の声から「温泉街の散策」を基準に近畿(関西)のオススメの温泉地をご紹介。お土産処や食事処などが軒を連ね、浴衣姿でブラブラ散策できる温泉地がランクイン。
更新日:2024/10/2
城崎の奥座敷と称される閑静な温泉地。円山川がゆったり流れる、その川沿いに山々に抱かれるように佇んでいる。周辺には城崎の文化を今に伝える「文芸館」や「城崎美術館」、「城崎麦わら細工伝承館」などが点在し、のんびり散策を楽しみながら城崎の文化に触れられる。 この地を愛した小説家・志賀直哉ら文人墨客の作品をもとに、当地の歴史をたどるのも趣き深い。家族や仲間とアクティブに楽しみたいなら、従来の水族館とは一味違った体験型アミューズメントパーク「城崎マリンワールド」や、他ではなかなか体験できないカヤックやカヌーなどの各種ウォータースポーツを楽しめる「円山川公苑」などがオススメ。 のんびり散策を楽しむも良し、アクティブに決めるも良し。自由な旅がここにある。
大阪から車で約60分、神戸の中心街から約30分の場所に日本最古の名湯が湧く。六甲の自然に囲まれた温泉街は、狭い坂道が入り組み風情たっぷりの「関西の奥座敷」。7つもの成分が含まれた効能豊かな温泉は日本三古泉の一つにも数えられる。 「日本書紀」にも記載が残る古湯で、温泉寺を建立した僧行基が温泉の基礎を築き、12宿坊を開いた僧仁西が中興。そして、有馬を愛し、ねねと共に何度も訪れた豊臣秀吉が大規模な改修工事に着手し、江戸時代末期には「有馬千軒」と謳われるほどの繁栄を誇った。 洪水、大火、震災と何度も危機を乗り越えてきた有馬の姿を見守った茶褐色の“金泉”と無色透明の“銀泉”。太古から変わらないお湯に、興亡の歴史をめぐらせてみるのもよい。
JR「大阪駅」や伊丹空港から電車で30分足らずというアクセスの良さが魅力の宝塚にある温泉地。作家・北尾鐐之助は、昭和初期の著作『宝塚新繁昌記』の中で宝塚温泉に触れ、「東岸の新温泉、歌劇場は、どこまでもモダン気分、大衆気分、日帰り気分。それに引きかえて、西岸の旧温泉は、入湯気分、遊蕩気分、逗留気分。」と記している。 武庫川右岸(西)に宝塚温泉が開湯したのは明治20年。その後、明治末期の鉄道の開通により温泉街の発展に拍車がかかり、武庫川左岸(東)に新しい温泉が誕生した。その新温泉の余興として誕生したのが宝塚歌劇団の前身「宝塚歌唱団」だ。大正3年には年間約24万人もの湯客が訪れ、年々増加していったという記録が残っている。 そして現在、街にはお洒落なレストランやケーキショップが増え、風景は変わりつつあるが、歴史ある温泉の湯煙や少女たちの歌声は今も昔も変わらない。ロマンあふれる歌劇と良質の温泉が夢見心地のひとときを届けてくれる、魅力に満ちた温泉地だ。
四村川の支流・湯の谷川沿いに宿が並ぶ閑静な温泉街。街の中心に位置する湯元橋のたもとには源泉の湯筒があり、ほのかに硫黄の香り漂う湯煙が上がっている。湯温およそ92℃の湯筒は地元の人が野菜などを茹でるのに利用しており、観光客も温泉卵などを作ることができる。湯筒の側にあるのは一般湯、くすり湯などからなる「湯の峰温泉公衆浴場」。 くすり湯は高温の源泉に水を加えることなく自然に冷ましたもので、まさに手つかずの湯を楽しめる。浴場の隣にある「東光寺」には湯の花が化石となってできたと伝えられる本尊の薬師如来が安置されている。 高さ約3mの薬師如来の胸のあたりから湯が湧きだしていたことから、「湯胸薬師(ゆのむねやくし)」と呼ばれ、その名が当地「湯の峰」の由来になったとか。熊野参詣の際に身を清める湯垢離場(ゆごりば)として古くから多くの人に愛されてきた温泉。その思いは今なお脈々と受け継がれている。
みちのく松島、安芸の宮島とともに日本三景のひとつに数えられる天下の奇観、天橋立。海の流れで運ばれた砂が堆積し、宮津湾をほぼふさぐほど長く伸びた白砂の架け橋の南の端に、新しく開かれた温泉地が広がる。 いにしえより歌枕にもされた絶景は、深くえぐれた宮津湾の地形のために東西南北どの方角からも絶好のビューポイントがあり、「斜め一文字」や「飛龍観」などそれぞれ趣きある姿を見せる。 また、入り江に面した宮津は細川家、京極家らが治め、今もなお、かつての城下町の風情を残した街並みを見ることができる。中でも重要文化財旧三上家住宅は有名。
平安時代より、貴族の別荘地として栄えた嵐山に湧く温泉。今も色濃く残る京の優雅な雰囲気に、歴史ある寺院や渡月橋をはじめとする名所、旧跡が点在。京都の中でも有数の人気を誇る観光名所を楽しんだ後に、温泉も合 わせて楽しめるのが魅力。 若鮎まつりや鵜飼い、観月の夕べ、もみじ祭など一年を通じて様々なイベントも開催され、四季折々の京都の風情が味わえる。日本国内だけではなく世界中より多くの観光客が訪れる。 桜や紅葉の名所としても人気が高く、美しくどこか儚げな自然と京都の情緒ある街並みをゆっくりと時間をかけて楽しみたい。嵐電『嵐山駅』には足湯もあるので、京都観光の合間にちょっと一休みして、名湯で疲れを癒すのもおすすめだ。
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